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社会福祉士の登録 [社会福祉]

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社会福祉士の登録証が来た。

2021年
 3月15日(月)合格発表
 3月17日(水)合格通知がレターパックで到着
 3月18日(木)簡易書留で登録申請を郵送
 4月14日(水)レターパックで登録証が到着
 4月15日(木)ネットで社会福祉士会に入会申込書を申請
 4月19日(月)郵送で入会申込書到着
 4月20日(火)会費振り込みと入会申込書郵送

登録日は4月5日になっていた。申請書を送ってから登録まで2週間あまり、登録証が届くまで4週間だった。

[社会福祉士会に入会]

社会福祉士会に入会することにした。

公益社団法人日本社会福祉士会のホームページによると、会員数は42,000人以上とある(2020年3月)。社会福祉士の登録者数は25万人を超えている。(2021年2月末・社会福祉振興・試験センター

つまり、組織率は17%程度と決して高くはない。

日本社会福祉士会は、都道府県社会福祉士会が正会員となる連合体組織なので、個人としては都道府県単位の社会福祉士会に加入することになる。入会金と年会費は都道府県によって違うが、一覧表を見る限り、入会金5,000円・年会費15,000円というのが多いようだ。

三重と佐賀は、同居家族の二人目以降の割引がある。夫婦で社会福祉士をやっている人たちは、福祉士会の会費がばかにならないという嘆きを聞く(きっと我が家もそうなる)ので、こういう仕組みがあるとありがたいだろう。

金曜日にネットで入会申込書を申請したところ、翌月曜日に申込み書一式が郵送で届いた。
郵便局で入会金と初年度の会費を振り込み、入会申込書を郵送した。
次年度以降は口座からの引き落としになる。

会員証には、顔写真・住所・生年月日の表記ありと表記なしの二種類がある。
表記ありのものは手数料が1,000円かかるが、社会福祉士の身分証として使えるのだそうだ。
(逆に言うと、表記なしのものは身分証とはならない)。
タグ:社会福祉士
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教育訓練給付金制度を使う [社会福祉]

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4月から精神保健福祉士(PSW)の短期養成課程に入った。学費は220,000円である。
私は精神障害者の施設での実務経験があったので、実習は不要だった。もし実習が必要だったら、実習費250,000円が別にかかったはずだ。

とはいえ、22万円は私にとって大金だ。少しでも自己負担を減らすために、教育訓練給付の制度を使った。今回はその顛末記である。

[教育訓練給付制度]

教育訓練給付は、厚生労働大臣が指定した教育訓練講座を受講すると、その費用の5割の給付が得られる制度だ。

求職者支援訓練給付と名前が似ているけれど、別の制度である(求職者支援訓練給付は、公的職業訓練と同じハロートレーニングのひとつで、求職者が使う制度)。

私が初めて教育訓練給付制度を使ったのは、20年前だった。テレビでコマーシャルを流していた英会話学校が、1年間で50回の英会話の少人数レッスンを教育訓練として登録を受けていた。当時は給付率が8割で、最大30万円だった(したがって、最大の給付を得るべくその講座の学費は37.5万円に設定されていた)。給付を受けるには講座を修了する必要があり、修了の条件は8割の出席だった。途中で英会話に興味を失い、かなり辛くなっていたのだが、なんとか9割ほど出席して給付金をもぎとった。目的が能力開発から給付金にすり替わってしまった悪い例である。

この制度は、その後、給付率が5割に引き下げられた。

[専門実践教育訓練給付]

2014年に制度改革があり、私が受けたような教育訓練は一般教育訓練給付と名を変えた。それとは別に専門実践教育訓練給付という制度が設けられた。こちらの講座の要件は、

①業務独占資格あるいは名称独占資格の取得を目標とする講座
②専修学校の専門課程
③専門職大学院の専門職学位課程

のいずれかだ。私の目指す精神保健福祉士は名称独占資格なので、①にあたる。

[受給資格確認]

給付を受けるためには、受講開始日(私の場合には今年の4月1日)に雇用保険の被保険者期間が3年以上必要だ(経過措置として当分の間は2年以上)。途中空白があっても、空白期間が1年以下ならば通算される。前回の職業訓練から3年以上経過していることなどの条件がある。

受給資格を満たしているかはハローワークに照会するのが一番確実だ。だが、そのためにハロワまで出かけていくのはかったるい。
ハローワークインターネットサービスに受給資格確認票があるので、ここで照会の様式を入手できる。このページで内容を入力したPDFを作ってダウンロードすることも可能なので、それを選んだ。

電子申請もできるのだが、当時はまだマイナンバーカードを持っておらず本人証明に手間がかかる。そこで郵送にした。返信用封筒といっしょに最寄りのハローワークに確認表を郵送した。金曜日に笹井出して、おそらく翌週月曜日に届いたのであろう、水曜日には回答書が届いた。

[国試が終わってものんびりしている暇はない]

受講前の手続きは、講座開始の1か月前までに済ませないとならない。精神保健福祉士(PSW)の養成課程は4月1日からなので、2月末までに手続きを済ませる必要があった。社会福祉士の合格発表は3月15日だったが、合格を待って手続きをしていたのでは間に合わない。給付金の手続きにしても、PSW養成課程の受験申込みにしても、2月上旬の社会福祉士の国家試験が済んだらすぐに準備を始めないと、期限はあっという間に迫ってくる。

[ジョブカード]

手続きの前に、訓練対応キャリアコンサルタントによる訓練前キャリアコンサルティングというのを受けなければならない。ハローワークに電話すると、請け負っているキャリコンの会社の電話番号を教えてくれた。キャリコンはハローワークにほぼ常駐しているらしいのだが、コンサルティングを受けるには予約が必要だ。なんとか2月下旬に予約を入れることができた。動き出しが遅かったら、この時点でアウトだったかもしれない。

コンサルティングを受けるには、ジョブカードというのを完成させておかなければならない。予約をしたときに、キャリコンの人にどの様式が必要なのか教えてもらって、Excelのシートと記入例のPDFをダウンロードした。

具体的には
・様式1-1 キャリア・プランシート
・様式2 職務経歴シート
・様式3-1 職業能力証明(免許・資格)
・様式3-2 職業能力証明(学習歴・訓練歴)
の四つ。

これを書くのに半日かかった。資格の取得日だとか、訓練を受けた機関や期日などを確認するのは手間がかかった。念のため、資格証や修了証のコピーもとっておいた。

[キャリアコンサルティング]

予約した日は有休を取り、指定の時間の10分前にハローワークの受付に行ったら、奧のキャリコンの人が待っているパーティションに案内された。書類のチェックをしながら、これまでの経歴や、なぜ精神保健福祉士の資格を取ろうと思ったか、という話をしていった。20分ほどで話は済んでしまった。私のための時間枠はおそらく1時間はあるのだろう。

時間が余ったので、他に何かキャリア形成についての相談はないかと言われたので、いくつか質問をしてみた。

一つは、私は社会福祉主事任用資格→社会福祉士→公認心理師と取得して、精神保健福祉士を目指しているわけだが、精神保健福祉のジャンルで働くのに、さらに得たほうが良い資格はあるかと尋ねてみた。

キャリコンさんの返事は「たぶんない」というものだった。産業分野で仕事をするなら産業カウンセラーという選択もあるが、福祉の分野で働くのであれば要らないだろう。そもそも、資格よりも実務経験のほうが重視される分野なので、私の場合には資格よりも6年の実務経験があることが意味を持つだろうと言われた。雇う側からすれば、それはその通りにちがいない。

もう一つは、私は大学中退なのだが、放送大学を通信教育で卒業するのは、今後の就職のために意味があるかどうかと尋ねてみた。これも「意味はない」という返事だった。私の場合には、中退とはいえ国立大学に入っているし、その後も専門的な職業を維持してきたので、それが能力の証明になっており、そこに放送大学卒を加えるのは意味が無いというのだ。もちろん、もっと若い人たちには意味があるだろうし、私のような年齢でも、就職のためではなく、教養を得るために学ぶことは良いことだ。しかしキャリア形成においては費用や手間を考えれば意味が無いというのだ。

現在、放送大学で年に数科目ずつ単位履修をしており、卒業を目指すことも選択肢の一つだったのだが、これで踏ん切りが付いた。履修は教養のためと割り切ったほうが、すっきりして良いのである。

ジョブカードの裏にキャリアコンサルタントの署名をもらって、面談は終わりになった。

[受講前手続き]

そのままハローワークで受講前手続きを済ませた。番号札を取って30分ほど待っただろうか。受給資格者証を発行してもらい、簡単な説明を受けた。

養成課程は9ヶ月続くが、給付金の支給申請期間は半年ごとの1ヶ月だ。つまり、4月から始まる私の場合、10月1日から月末までの1ヶ月間に申請をしなければならない。その念を押された。

[その後]

3月15日に社会福祉士の合格発表があり、無事合格していた

その数日後には、精神保健福祉士の養成課程の入学許可証が届いた。郵便局で220,000円を振り込んだが、スクーリングとレポート提出を無事済ませられれば、半年後の申請で5割の110,000円の給付を受けることができる
後日追記:実際には半年後の申請で5割の110,000円の給付を受けることはできなかった。半年後に受給できたのは62,500円のみで、残りの47,500円はさらに半年後に給付申請を行わなければならない。その経緯は専門実践教育訓練給付制度 給付申請のエントリを参照を。

入学書類の中に教育訓練給付の書類もあったので、それも送っておいた。書類の中に、キャリアコンサルティング実施証明書を提出しろという指定があったが、キャリコンからもハロワからもそうした書類をもらっていなかった。

学校の事務局に電話して相談すると、ハロワによってはこの書式を使っていないところもあるという。ハロワからその確認が取れているなら、それを一筆書き添えておけば良いということだった。そこで確認のためにハロワに電話したのだが、年度末が迫っていて混み合っているのか、なかなか電話が担当部署につながらない。数日かかってようやく確認が取れ、書類一式を学校に送って手続きは終了となった。

PSW養成課程の教科書一式は2万円ほどするのだが、妻が2年前に使ったものを貸してもらえることになった。その中の一冊だけ行方不明で見つからなかったので、Amazonで古本を注文した。

教育訓練給付金については 専門実践教育訓練給付制度 給付申請 のエントリに続く。
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